日本コンクリート工学会

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会誌「コンクリート工学」

会誌「コンクリート工学」について

会誌『コンクリート工学』(約100ページ)は毎月発行し、会員に配布しています(会誌代金は会費に含む)。年3回は、話題のテーマについて掘り下げた内容を特集号としています。
斯界の権威・専門家による解説、テクニカルレポート、工事記録、講座、レビュー論文など最新の研究・技術情報をわかりやすく掲載しています。

最新号の目次

コンクリート工学 Vol.64, No.10
2026年10月号

巻頭言
全体最適で拓くコンクリートの未来
壽上隆司
TOPICS
西平山あそびばベンチと園路舗装—CO2吸収・固定型コンクリートの施工—
坂本守
解説
日本建築学会「建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 N 原子力発電所施設における鉄筋コンクリート工事」改定の概要
野口貴文・陣内浩・兼松学・丸山一平
概要:
日本建築学会建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 N(原子力発電所施設における鉄筋コンクリート工事)を13年ぶりに改定した。今回の改定では、2013年以降の原子力発電所施設に関連する様々な技術や社会背景の変化、基本となるJASS 5や関連規格の改定/改正などに合わせて内容を見直した。具体的には、2022年版JASS 5と整合させ、要求性能としての環境性の導入、劣化環境の見直しなどを行った。また、コンクリートの遮蔽性能を評価する上で重要となる乾燥単位容積質量試験の試験期間を短縮する方法、小規模コンクリート工事におけるASR抑制対策の合理的な検討手順などを示した。
キーワード:
原子力、劣化環境、環境配慮、資源循環、低炭素、ASR抑制対策、マスコンクリート
テクニカルレポート
土木学会「コンクリートの打込みに関わる品質の定量的評価に関する研究小委員会(368委員会)」活動報告
加藤佳孝・桜井邦昭・鈴木将充・森田浩史・臼井達哉
概要:
作業員不足や高齢化、働き方改革の推進に伴う労働時間の短縮等、コンクリート工を取り巻く環境は大きく変化している。今後も良質なコンクリート構造物を構築するためには、施工の条件に応じて流動性の高いコンクリートを積極的に活用できる枠組みの構築が必要である。そのためには、2023年制定コンクリート標準示方書[施工編]では個別に取りまとめられている、スランプで管理するコンクリートや高流動コンクリートなどの流動性の異なるコンクリートの打込みに関わる品質の評価を統一的に行えるようにする必要がある。そこで、本小委員会では打込みに関わる品質の定量的評価に関して検討した。本稿はその活動概要について報告する。
キーワード:
打込み、充填、材料分離、定量評価、流動性の高いコンクリート
工事・プロジェクト記録
国道7号川袋小川橋上部工工事におけるコンクリートの品質向上対策とICTを活用した架設安全管理
久松健一・佐藤忍・佐藤栄司・近栄一郎
概要:
本稿は、日本海沿岸東北自動車道「遊佐象潟道路」における川袋小川橋上部工工事の施工記録である。本橋は過酷な沿岸地域に位置するため、季節や部位に応じた28日間の湿潤養生を行い、透気試験により表層部の緻密化を検証した。また、柱頭部のマスコンクリートに対しては、解析値との乖離をリアルタイムに補正する自動温度制御パイプクーリングを導入し、温度ひび割れを防止した。さらに、死角の多い側径間吊り支保工の組立・解体において、RTK-GNSS、UWB、レーザーセンサーを3次元モデルに統合したリアルタイム安全管理システムを構築した。各技術の従来工法との相違点、実施工における運用について報告する。
キーワード:
プレストレストコンクリート橋、湿潤養生、透気試験、マスコンクリート、自動温度制御パイプクーリング、位置測位システム、ICT安全架設
エア・ウォーター水素ステーション札幌大通東のPCaアーチ屋根の施工
山崎僚平・武田力・斉藤修司
概要:
札幌市の「水素モデル街区」整備の一環として、公募・採択された、北海道初の大規模商用水素ステーションである。多雪極寒地域に建つ水素ステーションに求められる性能を満足させ、かつ今後北海道内での展開が期待される水素ステーションのモデルケースとなることを意図し、土木用PCaアーチカルバートを在来壁式RC造に「載せる」汎用性の高い構工法を採用した。多雪極寒地域で安全性を追求した水素防爆仕様を満足した、「北海道らしい」かまくら型の屋根形状を持つ道内における水素ステーションの原型モデルの実現を目指した。
キーワード:
RC造、プレキャスト部材
講座
コンクリートの各種劣化現象における促進・短期評価試験の活用と課題まえがき
小池賢太郎
コンクリートの各種劣化現象における促進・短期評価試験の活用と課題 (1)塩害:遮塩性試験と見掛けの拡散係数
皆川浩
年次大会報告
1.コンクリート工学年次大会2026(奈良)の概況
鎌田敏郎
2.コンクリート工学年次論文集を査読して
小山智幸
レビュー論文(文献調査委員会)
AE法による鉄筋腐食モニタリングの研究動向—RC供試体を用いた検討事例—
川崎佑磨
随筆
連続体シェルとコンクリート技術
武藤厚
海外だより
ウィーンより
今本啓一
さろん
わが青春とラジオ
本間淳史
コンクリート技士のページ
現場と研究を通して深めたコンクリートへの理解
茂垣直人
感謝、そして責任
小川諒輔
コンクリート診断士のページ
持続可能な社会の実現に貢献できる人材に
中山大誠
わが故郷は牛の街、わたしの仕事はコンクリート
中村宜央
我が職場
建設現場に「楽しさ」と「余裕」を。新発想と共に創るコンクリート施工の未来 建ロボテック(株)
眞部達也
人が集まる生コン工場 大成生コン(株)
三宅淳也

過去1年の目次

創刊からの総目次

Vol.1(1963年)からの総目次を公開しています。過去の記事で、J-STAGEに非掲載となっているものの書誌情報等は、こちらのページからご確認ください。

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