日本コンクリート工学会

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会誌「コンクリート工学」

会誌「コンクリート工学」について

会誌『コンクリート工学』(約100ページ)は毎月発行し、会員に配布しています(会誌代金は会費に含む)。年3回は、話題のテーマについて掘り下げた内容を特集号としています。
斯界の権威・専門家による解説、テクニカルレポート、工事記録、講座、レビュー論文など最新の研究・技術情報をわかりやすく掲載しています。

最新号の目次

コンクリート工学 Vol.64, No.6
2026年6月号

巻頭言
コンクリート構造物のライフサイクルへの思い
横山和昭
TOPICS
北海道内に現存する木コンクリート橋梁群
金澤健・岩田圭佑・榎本碧・原口征人
解説
地震工学委員会「性能に基づく橋梁の耐震計画・設計・診断に関する研究小委員会」の活動報告
大住道生・藤倉修一・松本崇志・佐々木智大
概要:
土木学会地震工学委員会「性能に基づく橋梁の耐震計画・設計・診断に関する研究小委員会」は、2022年4月から3年間の期間で、橋梁の耐震計画、設計、診断を合理的かつ効果的に行うための学術的な研究課題の共有と解決に向けて48名の産官学が集い、最新の研究や技術情報を交流し、一定の成果を2026年3月に取りまとめた。本研究小委員会は耐震構造計画WG、不確実性を考慮した耐震設計・解析WG、既設橋耐震設計・診断WGの3に分かれて活動した。本稿は活動報告書の概要と、その中から、複数回の載荷履歴を受けたRC柱の実験・解析に基づく残存性能の評価事例、既設橋における耐震補強事業の実態調査、既設橋に対する耐震診断手法の収集整理を中心に紹介する。
キーワード:
耐震計画、耐震設計、診断、変形性能、補修、危機耐性、あと施工アンカー
テクニカルレポート
山岳トンネルにおける吹付けコンクリートの配合要因等が地山への付着性に及ぼす影響
松本修治・芦澤良一・渡邉賢三・柳井修司
概要:
山岳トンネルにおける吹付けコンクリートの施工は、コンクリートの地山への付着状況に応じて、技能者がノズル操作や急結剤の添加率等を随時調整しながら行われている。働き手不足が深刻化するなか、専門スキルの低い新規入職者でも効率的に施工する技術を確立するためには、配合要因が付着性に及ぼす影響を定量的に把握することが第一歩である。そこで、ノズル操作や圧送条件を一定に制御して人為的な影響を排除し、配合要因や温度条件が吹付けコンクリートの地山への付着性に及ぼす影響を確認した。その結果、急結剤添加率、細骨材率およびコンクリート温度が付着性に及ぼす影響が大きいこと等が分かった。
キーワード:
吹付けコンクリート、付着性、リバウンド率、推定圧縮強度、機械制御、自動化
ボックスカルバートへのコンクリート充填シミュレーションの適用と施工
渡辺智也・相澤駿希・西田有佑・浦野真次
概要:
コンクリートを施工する上で、未充填となるリスクの高い箇所の施工計画の妥当性を事前に把握することを目的として、3次元モデルを用いてコンクリートの打込みやバイブレータによる加振を模擬した流動解析を行った。解析結果から、適切にバイブレータを挿入することで未充填を生じることなく施工できることが確認できた一方で、主筋下部などで締固めが不十分であると空隙ができやすいことが示された。解析結果を受け、施工においてリスクの高い箇所を重点的に締め固めるために適切なバイブレータの挿入計画を策定するとともに、締固め不足の対策を複数講じることで確実な施工管理を行い良質なコンクリートを施工した。
キーワード:
充填シミュレーション、ボックスカルバート、締固め、粒子法、MPS
CFT柱と鉄骨梁の架構にRC耐震壁を簡易的に接合する構法の開発と適用
杉山智昭・天羽祥太・木村廣・藤山淳司
概要:
CFT柱とRC耐震壁を直接接合する新たな構造構法を提案し、その構造性能を実験的に検証した。従来、CFT柱周囲にRC柱を巻き立てる構法が一般的であったが、断面の過大化や施工性の低下が課題であった。本構法では、CFT柱表面に配置した頭付きスタッドを介してRC耐震壁を接合することで、合理的な応力伝達機構を構築した。無開口および有開口壁を対象とした架構実験の結果、CFT柱とRC耐震壁は一体的に挙動し、既往のRC造における耐震壁の評価手法を準用可能であることを確認した。本構法を超高層PJの地下架構に適用した結果、施工性の改善が得られることを確認した。今後も施工性と耐震性能を両立した有効な構造形式として適用を展開していく。
キーワード:
CFT、鉄筋コンクリート、耐震壁、SC梁、合成構造、頭付きスタッド
工事・プロジェクト記録
汽水湖内における再塩害化防止を目指した橋脚修繕工事 ~東海道新幹線浜名橋りょう~
石原匠・石川俊朗・鬼頭直希
概要:
東海道新幹線浜名橋りょうは、汽水湖である浜名湖上に位置し塩害環境下にある。かねてより塩害による橋脚の変状が確認されており、令和元年より、再塩害化防止を目的とした橋脚修繕工事を実施している。修繕工事にあたり、再塩害化防止および活線下施工を踏まえた構造検討や湖上かつ限られた工期を前提とした施工方法検討等を行っている。これまでの検討内容および工事実績について報告する。
キーワード:
塩害化、橋脚修繕、耐塩性コンクリート、汽水湖、バサルトFRP筋
講座
建築分野におけるコンクリート充填鋼管(CFT)造入門 まえがき
塩田博之
建築分野におけるコンクリート充填鋼管(CFT)造入門 (1)コンクリート充填鋼管(CFT)造の概要
福元敏之
委員会報告
ISO/TC71第30回総会報告
ISO/TC71対応国内委員会
随筆
トンネル覆工剥落事故で学んだこと
朝倉俊弘
海外だより
パリ・サクレー大学での留学生活
藤島実里
国際情報
TCIとJCI-TCIコラボレーション委員会共催 現場見学およびジョイントセミナー報告
舘石啓太・浅本晋吾・西山峰広・丸山久一
さろん
帰省と大宰府天満宮参拝
岡本大
コンクリート技士のページ
地方生コン工場の技術者として
小野大輔
コンクリート技士取得と今後の目標
上村涼維
コンクリート診断士のページ
コンクリートとの関わり
御器谷直子
地震被災・火害調査で活きるコンクリートの診断技術
青木孝二
我が職場
和歌山県のインフラを支える技術集団として 和歌山県生コンクリート工業組合
大前祐樹
コンクリート公的試験所から鉄筋コンクリートの公的試験所へ ~(有)ヒカリ~
金田悠希

過去1年の目次

創刊からの総目次

Vol.1(1963年)からの総目次を公開しています。過去の記事で、J-STAGEに非掲載となっているものの書誌情報等は、こちらのページからご確認ください。

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