本文では、レディーミクストコンクリートの抜取り検査方式として、標準偏差が既知の場合のJIS Z 9003[計量規準型一回抜取検査]の(標準偏差既知でロットの平均値を保証する場合)を適用して、与えられた呼び強度についての合格判定値および判定に必要な試験回数、合否判定係数を検討した結果を報告する。そして、JIS A 5308に規定している呼び強度の区分について、それを保証するために必要な試験回数が急激に変化しない、または極端に大きくならない観点から検討した結果も報告する。
キーワード:
コンクリートの強度、呼び強度の区分、抜取り検査方法、JIS A 5308、判定に必要な試験回数、合格判定値、合否判定係数