日本コンクリート工学会

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JCI規準・指針

マスコンクリートのひび割れ制御指針2025

この指針について

「マスコンクリートのひび割れ制御指針」は、1986年に初版(委員長:長瀧重義・東京工業大学名誉教授)が発刊され、その後2008年および2016年に改訂(委員長:佐藤良一・広島大学名誉教授)が行われています。また、日本におけるひび割れ制御技術を海外に普及させることを目的として、2011年7月に「Guidelines for Control of Cracking of Mass Concrete 2008」(和英版)を刊行するとともに、アジアおよび欧米でセミナーやワークショップを開催しました。
「マスコンクリートのひび割れ制御指針2016」では、コンクリートの若材齢時での物性の設計用値の見直しや温度ひび割れ指数の簡易評価式の精度向上を目的とした改訂が行われるとともに、欧米を中心に報告されているエトリンガイトの遅延生成(Delayed Ettringite Formation; DEF)によるひび割れについて、国内でも同様の原因によるひび割れがマスコンクリートで生じる可能性に鑑み、国内における現状把握を行うとともに、DEFによるひび割れの防止に関する規定を我が国の指針類では初めて盛り込みました。しかし、2016年版では、十分な審議および検討がなされるには至らない点があったことから、2018年度から「マスコンクリートのひび割れに関する調査委員会(委員長:溝渕利明・法政大学教授)」で4年間の調査活動を実施し、2022年度より「マスコンクリートのひび割れ制御指針改訂原案作成委員会(委員長:溝渕利明(前掲))」にて、改訂作業を行い、この度「マスコンクリートのひび割れ制御指針2025」を刊行する運びとなりました。

本指針の改訂のポイントは、以下の通りです。
(1)[温度ひび割れ制御編]および[DEFひび割れ防止編]に分けて、[本編]において両編の適用範囲を示したこと。
(2)温度ひび割れの照査において、温度ひび割れ発生確率で照査を行うよう規定したこと。
(3)温度ひび割れ幅の推定に関しては、「マスコンクリートソフト普及委員会」が提案している温度応力解析ソフト(JCMAC3)で解析した結果を基に、簡易ひび割れ幅推定方法を提案したこと。
(4)温度ひび割れ指数の簡易評価方法に関して、市販の表計算ソフトを用いて温度履歴、応力履歴および温度ひび割れ指数履歴を算出して評価する方法を提案したこと。
(5)コンクリートの若材齢時の物性値に関して温度依存性を考慮した力学特性、打込み温度と外気温との関係の見直しを行ったこと。

刊行情報・目次

JCI指針記号:JCI-R-001-2025 A4判・278ページ(2025年刊行)

正誤表

担当委員会

マスコンクリートのひび割れ制御指針改訂原案作成委員会

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