日本コンクリート工学会

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コンクリートの基礎知識

セメント

セメント(cement)の起源は、イスラエルのイフタフから発掘された約9千年前の住居の床と壁から出現したコンクリートといわれている。このコンクリートは、セメントは石灰石(limestone)をベースとしたもので、骨材(aggregate)は石灰石を砕いたものを用い、かなり少なめの水で練り混ぜたものであると報告されている。

 一般に使用されているセメントは、水と反応して硬化する鉱物質の粉末で、水中および気中で硬化する水硬性(hydraulicity)を有するが、消石灰や焼きせっこうのように空気中のみで硬化する気硬性の結合材もある。

 現在、最も一般に用いられているのがポルトランドセメントで、1824年イギリス人ジョセフ・アスプジンにより発明された。

 JISに制定されているセメントの種類としては、ポルトランドセメント混合セメントエコセメントがある。また、JIS規格外品として特殊セメントがある。

(上記内容は、コンクリート技術の要点'07からの抜粋です。詳細はそちらをご確認下さい。)

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