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高炉セメント・シリカセメント・フライアッシュセメント3種類がJISに制定されており、それぞれ混合材の分量によってA・B・C種の3種類がある。
高炉スラグを混合したものである。高炉スラグは潜在水硬性があって、ポルトランドセメントの刺激によって次第に硬化する。初期強度は小さいが、長期強度は大きい。多量に混和すると水和熱を小さくすることができ、化学抵抗性、耐熱性、水密性、アルカリ骨材反応抑制効果などに優れる。ダム、河川、港湾工事や一般のコンクリート工事にも広く使われる。
純度の高いけい石などの粉末を混合したもので、オートクレーブ養生をする製品に使用される。
フライアッシュを混合したものである。微粉炭を燃焼したとき生ずるフライアッシュは、ポゾラン反応性を有する人工ポゾランの一種である。良質なものは球形であるため単位水量を減じ、長期的に強度を発現する働きがある。乾燥収縮は小さく、水和熱も低い。ダムなどのマスコンクリートに使われる。
(上記内容は、コンクリート技術の要点'07からの抜粋です。詳細はそちらをご確認下さい。)