日本コンクリート工学会

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2016年4月号

5.くい類

img 各種構造物の基礎くいの構成部材です。
 コンクリートくいは、コンクリートパイルとも呼ばれ、建物の基礎や橋の橋台、橋脚などの基礎に用いられており、建物や橋が倒壊しないよう、地下でしっかりと構造物を支えるのがコンクリートくいです。

5.1 プレストレスト鉄筋コンクリートくい
 高強度コンクリートを遠心力締固めによって製造したコンクリートくいで、PHCくいと称します。軸方向にプレストレスを導入しており、その有効プレストレス量によって、A種B種C種に区分されています。高強度であることから、大きな軸方向力を有することを特徴としています。
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5.2 節くい
 地盤の摩擦力を大きくとることを目的とし、ストレートのPHCくいの一定間隔で節部を設けたくいです。節くいは、主に摩擦くいとして用いられますが、最近では支持くいとしても使用されています。
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5.3 鋼管複合くい
img 鋼管とコンクリートの複合くいで、SCくいとも言われています。外郭鋼管の中にコンクリートを注入し、遠心力成型で製造される鋼管とコンクリートが一体化されたくいで、大きな曲げモーメントが作用する場合などに使用されます。

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