日本コンクリート工学会

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2016年4月号

2.舗装・境界ブロック類

 舗装・境界ブロック類は、道路の舗装、境界などの構成部材として使われます。

2.1 歩道用平板
img 歩道用平板は、コンクリート製品の中では古株で、歩行者の足元が汚れないようにするために、歩道などのコンクリート舗装用として使われてきました。最近ではコンクリートをポーラス(多孔質)にして、雨水などが空隙部
分を通って上から下に抜ける透水機能によって、水跳ねしにくく歩行快適性が向上したものもあります。
2.2 歩車道境界ブロック
img 歩車道境界ブロックは、歩道と車道を区分するために使用されるブロックで、車などがぶつかっても簡単に外れたりしないように、製品が一定の深さに道路などの地中に埋め込まれています。歩道がある道路では、この
歩車道境界ブロックを見ることができ、車の運転手は、車道と歩道の境目をはっきりと識別でき、交通事故を減らすことに役立っています。
2.3 地先境界ブロック
img 地先境界ブロックは、官民境界(公共用地と民有地の境界)や民民境界(民有地と民有地の境界)などを区分するために使用されます。歩道中の植樹帯の枠として使われていることもあります。
2.4 インターロッキングブロック
img インターロッキングブロックは、西洋における舗石の代替品として発展し、ブロックが車などの荷重によって沈下しようとすると、ブロックとブロックとの隙間(目地)に密に充てんした硬い砂粒のかさ(体積)が増え、局所ブロックに作用した力が隣接したブロックに分散され、車や人の通行に耐えるようにできています。また、ブロックの表面を着色しているものもあり、歩道、広場、駐車場などのほか、最近では車道にも使われています。

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