日本コンクリート工学会

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コンクリートの基礎知識

水密性

コンクリートの水密性を比較するための指標としては、透水係数が用いられる。

 透水係数を大きくする(水密性を悪くする)最大因子は、材料分離、ひび割れなどの施工欠陥である。施工欠陥がない普通コンクリートでは、透水係数を支配する最大の因子は水セメント比である。W/Cが同一のときは、配(調)合が貧より富になるにつれて透水係数が小さくなるが、富になりすぎると逆に大きくなる。コンクリート示方書では、水密性を要するコンクリートのW/Cを、 55 % 以下と規定している。これは、W/Cが55 % を超えるとセメントペーストの水密性が極端に低下することを考慮したものである。なお、JASS5においては「特に高い水密性が要求される場合は50 % 以下などとするのがよい。」と規定している。

(上記内容は、コンクリート技術の要点'07からの抜粋です。詳細はそちらをご確認下さい。)

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