ホーム > コンクリートについて > コンクリートの基礎知識 > 材料分離
材料分離(segregation)とは、運搬中、打込み中または打込み後において、フレッシュコンクリートの構成材料の分布が不均一となる現象、すなわち(1)粗骨材が局部的に集中したり、(2)水分が時間とともにコンクリート上面に向かって上昇する現象(ブリーディング、bleeding)をいう。前者は主に運搬・打込み中に生じ、後者は打込み後に生ずる。
材料分離は、コンクリートが数pmから20ないし40 mmまでの粒径を有する固体と液体の混合物であり、さらにそれらの成分の密度がそれぞれ1.0~3.15 g/cm3と大幅に相違していることに起因している。
(上記内容は、コンクリート技術の要点'07からの抜粋です。詳細はそちらをご確認下さい。)