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コンクリートの練混ぜ水は、コンクリートの凝結、硬化後のコンクリートの諸性質、混和剤の性能、鉄筋の発錆せいなどに大きな影響を及ぼすきわめて重要な材料である。
練混ぜ水として、一般に上水道水、上水道水以外の水(河川水、湖沼水、地下水など)および回収水が用いられるが、地下水は特殊な成分を溶解していたり、河川水には洗剤や各種物質を多く含む家庭や工場からの廃水が、また、河口付近では海水が混入していたりするので十分な注意が必要である。
飲用に供されている水は、練混ぜ水として理想的なものであるが、それほど上質のものである必要はない。
なお、養生に用いる水については規定されていないがコンクリート示方書解説では油、酸、塩類などコンクリートの表面を侵す物質の有害量を含んでいてはならないとしている。
(上記内容は、コンクリート技術の要点'07からの抜粋です。詳細はそちらをご確認下さい。)