日本コンクリート工学会

ホーム > 出版物/JCI規準/論文投稿 > 会誌「コンクリート工学」 > 記事を読む・探す > 最新号と過去の目次

会誌「コンクリート工学」

会誌「コンクリート工学」について

会誌『コンクリート工学』(約100ページ)は毎月発行し、会員に配布しています(会誌代金は会費に含む)。年3回は、話題のテーマについて掘り下げた内容を特集号としています。
斯界の権威・専門家による解説、テクニカルレポート、工事記録、講座、レビュー論文など最新の研究・技術情報をわかりやすく掲載しています。

最新号の目次

コンクリート工学 Vol.63, No.4
2025年4月号

巻頭言
年の暮れ、物理学者たちの言葉に想う
阿波稔
TOPICS
許田高架橋の床版取替え工事 ~CFRPを用いた非鉄床版~
脇坂英男・宮城圭汰
解説
日本建築学会「原子力施設における建築物の耐震性能評価ガイドブック」の概要
藪内耕一・北山和宏・大河内靖雄
概要:
日本建築学会では「原子力施設における建築物の耐震性能評価ガイドブック」を発刊した。本ガイドブックは、原子力施設における耐震壁を主体とする鉄筋コンクリート造の建築物を対象に、一般建築物、原子力建築物の耐震設計の規準類を参考に耐震性能を定量的に評価する手法として既往の4つの評価手法を取り上げ解説している。耐震性能の評価手法に関して、決定論的手法と確率論的手法の関連性を体系的に解説している点に本ガイドブックの特徴がある。
キーワード:
原子力建築物、耐震性能評価、決定論的評価、確率論的評価、鉄筋コンクリート、耐震壁
コンクリート基本技術調査委員会運搬WGの活動報告 —コンクリートの運搬に関するアンケート調査—
桜井邦昭・相馬豪・南浩輔
概要:
コンクリート基本技術調査委員会運搬WGでは、コンクリートの運搬に関する実態を明らかにし、生コン業界および建設業界双方の健全な発展に資する情報を発信することを目的として、全国のレディーミクストコンクリート工場および輸送会社を対象に、運搬に関するアンケート調査を実施した。その結果、運転者への教育や運搬車の整備・点検が適切になされているとともに、運搬時の品質変化の抑制対策も多くの工場で実施されていること、運転者の高齢化が深刻な問題となっていること、残コンクリートおよび戻りコンクリートの発生量を抑制する対策を講じることへの要望等が依然として多いこと等が明らかとなった。
キーワード:
レディーミクストコンクリート工場、アンケート、高齢化、点検、品質変化、戻りコンクリート
工事・プロジェクト記録
阿能川橋床版取替工事における急速施工法の導入
古谷嘉康・岡田健汰・宇津木一弘
概要:
関越自動車道水上IC~湯沢IC間に位置する阿能川橋は、供用から約40年が経過している橋梁である。また、関越自動車道の中でも標高が最も高いところに近く、冬季には氷点下に達することもめずらしくない。このことから、凍結防止剤に起因する塩害で床版の劣化が進行しており、床版取替が必要になった。高速道路上での工事では、交通規制が必須となり、これに伴う渋滞や事故の発生を抑制・防止することが不可欠のため、規制期間を短縮するための急速施工が求められている。本稿では、床版取替工事の急速施工を目的にした床版撤去機と床版架設機を同時に用いて、各作業を連続して繰り返す工法について報告する。
キーワード:
床版取替、リニューアルプロジェクト、急速施工、施工機械
寒冷地で実現したRC造で東北以北最高高さの建物
辰濃達・池田祥子・杉山智昭・島津幸二
概要:
RC造では東北以北で最高高さとなる、高さ約175m、48階建ての超高層建物を寒冷地・北海道で実現した。高軸力となる低層階柱には、北海道内で初めて超高強度コンクリートFc100を採用した。柱梁接合部の損傷を回避する当社独自技術であるヒンジリロケーション構法、また同構法の特徴を活かした、柱、梁のプレキャスト部材を分割して施工する合理的な構工法技術、さらに本設のRC柱を施工用のマストコラムに兼用したテコアップ工法を適用して、大幅な短工期化を実現した。
キーワード:
寒冷地、超高層RC建物、超高強度コンクリートFc100、ヒンジリロケーション構法、本設RC柱のマストコラム兼用タワークレーンシステム、高PCa化率、大幅な短工期化
講座
土木構造物と建築物のコンクリートの配(調)合設計 (3)建築物のコンクリートの調合設計
唐沢智之
情報発信
(一社)日本コンクリート診断士会2024年次大会(青森大会)の報告
内川善生
レビュー論文(文献調査委員会)
アルカリ活性材料およびジオポリマーコンクリートの塩分移動特性に関する研究の動向
佐川康貴
随筆
メタル屋の見たコンクリートの世界
佐々木保隆
海外だより
インドネシア ジャカルタ近郊で働いて
西村和朗
国際情報
第6回持続可能な社会を目指す建設材料技術に関する国際会議に参加して(SCMT6)
Ei Myat Thu・藤本洋平
さろん
伊勢神宮
河合研至
コンクリート技士のページ
コンクリートの学びを通して
安藤佑樹
コンクリートの技術者として
山本篤
コンクリート診断士のページ
過去や未来に想いを馳せて
西晶弘
コンクリート診断士として生コン製造者が果たすべき役目
上田清
我が職場
橋梁保全に寄与する技術者集団/橋梁調査会
岡崎一寛
「充実した技術サービスの提供を」太平洋セメント(株)中部北陸支店 技術部
吉光涼

過去1年の目次

創刊からの総目次

Vol.1(1963年)からの総目次を公開しています。過去の記事で、J-STAGEに非掲載となっているものの書誌情報等は、こちらのページからご確認ください。

Copyright © Japan Concrete Institute All Rights Reserved.

トップに戻る