日本コンクリート工学会

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講演会・シンポジウム

 

「構造性能評価のための鋼材腐食性状の診断・推定手法および構造解析」に関するシンポジウム —論文募集—

申込締切:2025年5月23日(金)

主催:公益社団法人 日本コンクリート工学会

鋼材腐食を生じた構造物の構造性能評価においては、腐食程度に応じた鋼材の材料特性ならびに鋼材とコンクリートの付着特性に関する力学挙動のモデル化が重要であり、これらのモデルを用いた数値解析による構造性能評価手法が提案されています。一方、点検による鋼材腐食情報は離散的であり、離散的な情報から連続した空間分布へ腐食情報を推定することも重要であり、空間的バラツキと統計的推定誤差を評価する枠組みも必要不可欠です。
このような背景のもと、日本コンクリート工学会では、「構造性能に主眼を置いた鋼材腐食性状の診断・推定手法に関する研究委員会(委員長:大下英吉・中央大学)」を発足させました。本委員会では、現行の橋梁定期点検要領との接続を意識しつつ、既存実構造物における腐食した鋼材の時空間で変化する腐食量を推定可能とする手法の確立について議論し、RC構造物のみならず、PC構造物も視野に入れ、鋼材の腐食および破断が構造性能に及ぼす影響について議論してまいりました。
このたび、本研究委員会の活動成果を報告するとともに、標記シンポジウムを開催し、構造性能評価のための鋼材腐食性状の診断・推定手法および構造解析の考え方について議論する場を設けることとなりました。つきましては、現在実施中、あるいは過去の同様の研究成果を再整理された論文・報告を、この場で披露して頂き、本テーマについて関心のある方々と情報交換・議論する場にしたいと希望しています。多くの皆様からの積極的な投稿をお待ちしております。

1. 開催日時

2025年9月5日(金) 10:00~17:00(予定)

2. 開催場所

中央大学後楽園キャンパス5235教室
(東京都文京区春日1-13-27)(予定)

3. 応募要領

1) 講演内容:供試体および実構造物における鉄筋腐食調査事例、鋼材破断の調査事例、RCおよびPC部材や構造物を対象とした変状検出の調査事例、構造解析事例等、鋼材腐食または破断が構造性能に及ぼす影響に関する研究論文または報告であって、最新の成果を盛り込んだもの、あるいは既往の論文・報告などを総括的に取りまとめたものとします。
2) 申込資格:講演者は、申込み時点で本学会の正会員(個人)もしくは学生会員(個人)であること。ただし、連名者は非会員でも差し支えありません。
3)

申込方法:A4判の用紙1枚に、「構造性能評価のための鋼材腐食性状の診断・推定手法および構造解析に関する論文、または、報告」と明記し、(1)論文題目または報告題目、(2)著者名、(3)所属、(4)キーワード(日本語で5ワード以内)、(5)概要(300字以内)、(6)予定ページ数(4、6、8ページのいずれか)、(7)連絡者(発表者)氏名、住所、所属、電話、E-mailアドレス)を記入のうえ、メールにてお申込みください(様式不問)。
(注)講演申込料は不要ですが、シンポジウム参加費(未定)を頂きます。

4) 申込期限:2025年5月23日(金)必着
5) 申込先:公益社団法人 日本コンクリート工学会
「鋼材腐食性状シンポジウム」係(担当:宮代)
TEL:03-3263-7204/FAX:03-3263-2115
E-mail:miyashiro@jci-net.or.jp

4. 採否

内容についての査読は行いませんが、本シンポジウムの目的、応募件数を勘案し、本委員会にて採否を決定します。採用された方には、その旨を後日通知するとともに、執筆要領に従い原稿を作成して頂きます。

5. 原稿の提出

1)ページ数:4、6、8ページのいずれかとします。
2)体裁:論文の採否が決まった段階で、原稿の執筆要領を送付します。
3)提出期限:2025年7月8日(火)必着
4)提出先:申込先と同じです。

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