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本HPは,コンクリート基本技術調査委員会・不具合補修WG報告書の一部をまとめたものである。 ひび割れ以外の施工中の不具合の対処などの詳細については,報告書を参考にしてください。

(報告書は完売いたしました。
コピーサービスが可能ですので、事務局までメールにてご連絡ください。
jci-books@jci-net.or.jp

ひび割れの対処の要点

ひび割れの判断と補修

  • 補修の必要性の判断
    影響の検討において,ひび割れを残したままでは問題が あると判断された場合に補修を計画
  • 補修の計画
    ひび割れの原因,ならびにひび割れの進行性に応じて,ひび割れの影響を除去,あるいは影響が出来るだけ小さく なるように計画
    ポイント:ひび割れの補修は,施工可能な範囲内で,「ひび割れの開口幅が最も大きくなるような時期」(≒補修以後の引張応力が最も小さくなる時期)に行うよう計画する。ただし,環境条件を適切に判断すること耐荷性への影響の検討
  • 補修効果の検討
    影響の検討において,ひび割れを残したままでは問題があると判断された項目について検討
    ⇒補修効果はできるだけ定量的に検討軽微な不具合や,定量的な検討が困難な場合には,補修の実施によって,不足していた性能が,不具合がなかった構造物と同等,あるいは優れた状態となることを定性的に判断
  • 補修による対処の可否の判断
    補修によって所要の性能が確保できない場合は,補修計画を見直し,再度,補修効果を検討
    どうしても補修によって所要の性能が確保できない場合には,打直し解体・再建設,要求性能の変更を含めた対応

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