日本コンクリート工学会50年のあゆみ

第1編 沿革

2. 公益社団法人化と会名変更

「日本コンクリート会議」は任意団体として創立されたが、団体としての強固な基礎固めと社会的信用の獲得のためには社団法人化を図る必要があるとの認識により、創立の翌年から関係方面との折衝を始め、所管官庁を建設省大臣官房技術調査室と定めて手続きが進められた。

1967年4月25日、芝パークホテルにおいて開催した臨時総会において『社団法人日本コンクリート会議設立の件』ほか6件の議決を行った。これに基づき同年5月19日、建設大臣宛に社団法人の設立許可申請書を提出し、同11月16日付けで設立が許可され、ここに『社団法人日本コンクリート会議』が成立した。

この会名称は設立当時のわが国のコンクリート工学界の諸事情や、海外のコンクリート工学関連諸組織に対する対応を考えて定めたものであるが、その後の情勢の変化、本会の事業活動の大きい発展や1962年5月のCEB 総会における参加者の雰囲気などから、JANACC が地方議会的な名称で実態にそぐわないという意見が出された。長い審議の結果、『日本コンクリート工学協会』(Japan ConcreteInstitute−略称JCI)とすることで一致をみるに至り、1975年4月号の会誌にこれを会告して全会員に周知をはかった上、1975年5月26日開催の第8回通常総会において、会名変更のための定款一部変更を付議して承認可決し、同年7月10日建設大臣の認可を得た。丁度、創立10周年目を迎える時であった。

創立10周年記念事業準備委員会では、名称変更の審議決定のほか、名誉会員制度、日本コンクリート工学協会賞表彰制度、会章(ロゴマーク)およびコンクリート技士・同主任技士記章を制定した。これらの制度のうち、名誉会員制度、日本コンクリート工学協会賞表彰制度は、現在まで引き継がれ毎年通常総会後に表彰されているが、ロゴマークについては、その後21世紀記念事業として2001年新たに公募し、応募数2,014点のうちから図1.1の新しいロゴマークが選定され、2002年6月のコンクリート工学年次大会(つくば)において発表した。コンクリート技士・同主任技士記章については、1984年のコンクリート技士登録制度の実施にともない廃止された。

図1.1
図1.1 ロゴマーク(2002年制定)

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