構造物の耐久性向上のための
ブリーディング制御に関する研究委員会
JCI-TC153A
委員会設立主旨 |
コンクリートの材料分離の一つであるブリーディング現象は,過剰に生じるとコンクリート構造物の力学性能および耐久性に悪影響を及ぼす.たとえば,過大なブリーディングは,部分的な水セメント比・単位水量の上昇による性能低下,鉄筋・骨材下面の空隙の発生,沈下ひび割れの発生,打継ぎ目の一体性の低下等,多岐にわたり影響を生じる.さらに,近年使用されているコンクリートにおいては,骨材の品質低下,混和材料の不適切な使用等によりブリーディングが多量に発生する事例が増加し,構造物の性能低下が懸念されている.しかしながら,ブリーディング現象がコンクリート構造物の性能に及ぼす影響を定量的に把握できてないこと,ブリーディングの規制のための試験方法が汎用的でないことなどから、ブリーディングの適切な制御技術が確立されていない. |
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活動計画 |
本研究委員会では,以下に示す3つのWGで検討を行う予定である. |