性能規定に基づくASR制御型設計・
維持管理シナリオに関する研究委員会
JCI-TC152A
委員会設立主旨 |
アルカリ骨材反応(ASR)に対しては,これまで必ずしも十分でない試験,評価手法をもとに,設計上は劣化が生じないとする「抑制」型の設計が行われてきた。しかし,ASRの発生は未だに報告され,維持管理のフェーズで事後維持管理とならざるを得ない状況から,対策の難しさを生み出していた。本研究委員会では,供用環境や岩石学的特徴に配慮した適切な試験法に基づくASR膨張予測を試み,構造性能を含めた要求性能と構造物の重要度に応じたASR「制御」型の設計および維持管理の連係シナリオの確立を目的とする。 |
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活動計画 |
本研究委員会では,以下の3つのWGを構成し,活動を行っていく予定としている。また,国内のみならず世界的に地域的特色の強いASR劣化機構に対して,RILEMやASTMの関連TCとの情報交換も試み,日本のASR研究の発信を行う。 |