コンクリートの確実な施工のための
PDCAサイクル研究委員会

JCI-TC144A
 
委員会設立主旨

 スランプと空気量を目安としたコンクリートの品質管理に基づく現状の施工に対して,施工の確実性を確認することを目的に提案されている試験法も用いて,より確実なコンクリートの施工を目指し,施工のPDCAサイクルのあり方を検討するのが本研究委員会の目的である。設計時に設定された施工性能(Plan)と同じコンクリートが実際の施工でも用いられている(Do)ことを確認(Check)し,規格が外れた場合は,それを修正する(Action)現場レベルでのPDCAと,設計時に設定されたコンクリートの施工性能に基づき施工計画(Plan)を立て,実際に施工(Do)を行い,竣工時の確認(Check)により,次回の施工において,より良い施工計画を立案(Action)する計画レベルでのPDCAサイクルのあり方と具体なやり方を議論する。


 
 
活動計画

 本委員会は,下記の3つのワーキングを設置し活動を行う。
 PDCAサイクル検討WG:確実な施工を確認する試験法を用いて施工のPDCAサイクルを実施する具体な手法を検討する。
 試験法規格化WG:PDCAサイクルを実施するために活用されるフレッシュコンクリートの試験方法を規格化する。
 シミュレーションWG:PDCAサイクル検討WGで提案する手法の妥当性をモデル施工を実施し確認をする。また,レオロジー理論に基づく数値シミュレーションの施工のPDCAサイクルへの適用性を検討する。
 なお,WGは年間3回,全体委員会は年間2回の実施を予定している。


(c)コンクリートの確実な施工のためのPDCAサイクル研究委員会