桐朋学園大学音楽学部調布キャンパス1号館

南面外観/2階レッスン室のボリュームが外観を分節する

野田東徳
1階学生ホール/角形鋼管巻きRC柱による開放的なキャンパス空間

野田東徳
2階廊下/レッスン室と廊下を横断する天井梁が空間に連続感を与える

野田東徳

【名称】桐朋学園大学音楽学部調布キャンパス1号館
【改修】
【現存】Yes
【所在地】東京都調布市調布ヶ丘1-10-1
【竣工年】2014年
【改修年】
【解体年】
【階数(地上)】2
【階数(地下)】1
【建築用途】教育施設
【構造種別】鉄筋コンクリート造, 壁式構造
【制振・免震】
【コンクリートの種類】一般(普通)コンクリート, 高強度コンクリート
【コンクリートの強度】30 MPa、60 MPa(角形鋼管巻きRC柱)
【使用したコンクリートのW/C】
【個別技術】
【発注者/所有者】
【事業主/建築主】学校法人 桐朋学園
【設計者】株式会社日建設計
【施工者】清水建設株式会社

【構造物の諸元】
建築面積:1,942.89m2
建築高さ:SGL+11.298m
延床面積:5,166.02m2

【コメント】
本建物は、音楽大学の新キャンパスである。
低層市街地に位置することから、建物全体を地下1階地上2階の3層に抑えている。音楽大学との用途から遮音性の高い鉄筋コンクリート造を採用し、RC壁を有する個室群(レッスン室・教室)を2階と地下1階に配置し、キャンパスとしての開放的な空間を1階に挟みこむ計画としている。
本建物は、内部・外部にコンクリート打ち放しの面が現れる建築である。均質な綺麗さではなくコンクリートの素材感、手作業から生まれる不均質性を生のベニヤ板を型枠に用いることで表現し、竣工後の時間とともに変化する様相をも取り込んでいける建物を目指した。
構造架構は、地下1階と1階は壁厚400mmの耐震壁付ラーメン構造、2階は壁厚200mmの壁式鉄筋コンクリート造とし、レッスン室や事務室周りに耐震壁を配置した。地下1階と2階のRC個室群はそれぞれ不均質なグリッド上に配置されており、上下をつなぐ1階の柱は、廊下幅を調整代として作ったグリッドの交点に建てることで全体の連続性を持たせた。また、1階の柱は学生ホールに現れるため、250mm角の角形鋼管で巻いたRC柱として設計した。