南向発電所と南向ダム

南向ダム
南向ダム
南向発電所

【名称】南向発電所と南向ダム
【改修】
【現存】Yes
【所在地】長野県
【竣工年】1929 年
【改修年】 年
【施設の分類】エネルギー施設
【構造物の分類】ダム・河川構造物
【構造の種別】無筋コンクリート
【使用したコンクリート】
【個別技術】
【撮影者】非公開
【撮影年】 年
【投稿者】非公開

【構造物の諸元】
河川:天竜川

【構造物の特徴】
水量の多い天竜川に中部電力(株)(当時,天竜川電力(株))が建設した先駆けの発電所(最大出力24,100kW:当時)です。発電所建屋はヨーロッパコロ二アル風の鉄筋コンクIj-ト造であり,その美しい外観と全体の景観lこ高い評価が寄せられています。中部地方の電力事業の発展に貢献した近代化遺産でもあり,発電所内には「電気を起こし,産業を興隆し国豊かにして,国民の文化を高める」とする日本の電力王と呼ばれた福沢桃介翁による「水燃而火」の碑が残されています。発電所の取水用の堰堤が南向ダムで,堤高76m,堤長123.5mの重力式コンクリートダムです。4門ある洪水吐ゲートは,高さ3.4m×長さ26.2mの円筒が回転しながら上下する,ローリングゲートと呼lまれる珍しい形式であるとともに,下流側に張出したピアと巻上機室の“R"形状とその中央lこ丸窓という,当時のモダンなデザインを今も変わらぬ姿で伝えています。

【コメント】
水量の多い天竜川に中部電力(株)(当時,天竜川電力(株))が建設した先駆けの発電所(最大出力24,100kW:当時)です。発電所建屋はヨーロッパコロ二アル風の鉄筋コンクIj-ト造であり,その美しい外観と全体の景観lこ高い評価が寄せられています。中部地方の電力事業の発展に貢献した近代化遺産でもあり,発電所内には「電気を起こし,産業を興隆し国豊かにして,国民の文化を高める」とする日本の電力王と呼ばれた福沢桃介翁による「水燃而火」の碑が残されています。発電所の取水用の堰堤が南向ダムで,堤高76m,堤長123.5mの重力式コンクリートダムです。4門ある洪水吐ゲートは,高さ3.4m×長さ26.2mの円筒が回転しながら上下する,ローリングゲートと呼lまれる珍しい形式であるとともに,下流側に張出したピアと巻上機室の“R"形状とその中央lこ丸窓という,当時のモダンなデザインを今も変わらぬ姿で伝えています。