塩素バイパス設備

塩素バイパス設備
火力発電所
石炭灰

【名称】塩素バイパス設備
【改修】
【現存】
【所在地】埼玉県
【竣工年】 年
【改修年】 年
【施設の分類】
【構造物の分類】
【構造の種別】
【使用したコンクリート】
【個別技術】
【撮影者】非公開
【撮影年】 年
【投稿者】非公開

【構造物の諸元】


【構造物の特徴】


【コメント】
セメン卜工場では 資源循環型社会の構築を目指して,様々な廃棄物がセメントの原料や焼成用の燃料として利用されています。代表的なものとしては天然資源である粘土の代わりの原料として石炭火力発電所で発生する石炭灰や,製鉄所で発生するスラグ(鉱滓)などが大量に使用されています。一方,近年では家庭ごみをそのまま微生物分解処理し, 原燃料として活用するAKシステムや,都市ごみ焼却灰に含まれる有害物と塩化物イオンを除去するための灰水洗システムといった新しい技術が実用化されています。一般的に,これらの廃棄物は塩化物イオン量が多く含まれる傾向にあるため,過剰の塩化物イオンを除去・低減する塩素バイパスシステムがNSPキルンに併設されるようになりました。このようにセメント産業は,産業系および生活系廃棄物の有効利用に役立っているほか,有害物質の無害化処理に活躍しています。