JCI骨材の品質と有効利用に関する研究委員会 第1回全体会議議事録 1.日時:平成17年6月8日(水)14:00〜17:00 2.会場:(社)日本コンクリート工学協会 12F会議室 3.参加者(敬称略):國府勝郎委員長、十河茂幸幹事長、野口貴文幹事、近松竜一幹事、  市川牧彦、今本啓一、棚野博之、並木哲、槙島修、永峯秀則、真野孝次、宮里心一、  上野敦(記録)、大野一昭(JCI)、以上14名。 4.配布資料 1-0 議事次第 1-1 JCI研究員会資料JCI-TC054A骨材の品質と有効利用に関する研究員会 1-2-1 委員会名簿案 1-2-2 通信委員名簿案 1-3 第1回幹事会議事録(案) 1-4 第2回幹事会議事録(案) 1-5 低品質骨材有効利用研究委員会準備会 1-6 骨材の品質と有効利用に関するシンポジウム会告案 1-7 骨材の品質と有効利用に関する研究員会 全体スケジュール 1-8 骨材品質に関する調査 1-9 骨材試験法JIS一覧 1-10-1 骨材の種類・性質の変遷と将来展望(コンクリート工学400号記念特集) 1-10-2 1992〜99年に実施したコンクリート用骨材の実態調査報告(土木技術資料42-8) 1-10-3 セメント技術年報における骨材関連の論文リスト 1-10-4 骨材関連の特集が掲載された雑誌の目次 補足資料 砕砂の粒形改善設備のパンフレット 5.議事 5-1本委員会での検討の方向性について  本研究委員会の「設置の趣旨・目的」及び「活動計画」について概要の説明があった。 その後、本研究委員会で調査・研究対象とする具体的な内容について議論が行われ、概ね、 以下の事項が確認された。 (1)検討の対象は、特殊な骨材ではなく、天然骨材及び砕石・砕砂とする。ただし、これら  の骨材の品質を改善する目的でスラグ骨材等を混合使用する場合は、検討対象に含める。 (2)着目する骨材の品質は、密度・吸水率などの物理的な性質や、粒度・粒形などの幾何学的  な性質などを主な対象とし、研究が比較的行われている骨材の反応性(ASRなど)についての  深い追求は行わない。 (3)現在規定されている骨材の品質規格値とコンクリートの品質との関係を整理し、コンクリート  の品質を担保するためには何をどのように制御するのが有効となるのかを検討する。  また、現在の骨材に対しては不要と考えられるような品質規格についても検討を行う。 (4)近年、化学混和剤の性能が向上するとともに,新しい混和材料なども検討されている。  これらの点を考慮し、骨材の品質項目及び品質規格値を見直す方向の検討も行う。 (5)品質規格値を一部満足しない骨材の場合、コンクリートの要求性能(用途、環境条件等)  を踏まえて、どのような対策を講じればコンクリートの品質を維持できるのか、その方法を考える。 (6)コンクリート用骨材の供給の実態を調査する。 5-2委員会の検討体制  委員の構成は、資料1-2-1のとおりであるが、骨材の問題は全国的な課題であるため、  委員不在の地域には「通信委員」をおき、各地域の情報収集にご協力頂く。  通信委員の案は資料1-2-2のとおりである。  委員会の検討体制については、骨材の実態を製造面や使用形態の面から調査する「実態調査WG」と  骨材物性とコンクリートの品質との関係を主に文献調査によって検討する「性能評価WG」の2つの  WGをおく。また、「骨材の品質と有効利用」に関する実態を調査することを目的として、論文を募集し、  本年度中にシンポジウムを開催し、論文を集める。 5-3骨材品質に関する調査報告書などの情報  資料1-8を用いて、これまでの骨材品質に関する学協会における調査について、参考となる報告書など  の紹介が行われた。  資料1-9は、現在のJISにおける骨材試験方法の一覧表となっている。  資料1-10-1〜4は、参考となる文献や雑誌の特集などの情報となっている。 5-4各委員の所属WGについて  各委員の自己申告ならびに幹事団の意見によって、各委員の所属WGを決定した。 以上