日本コンクリート工学会

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講演会・シンポジウム

 

マスコンクリートのひび割れ制御指針2025改訂講習会(ハイブリッド形式) —参加募集—

開催日: 2025年10月17日(金)大阪会場
2025年11月5日(水)東京会場・オンライン配信
申込締切: 2025年9月29日(月)大阪会場
2025年10月19日(日)東京会場・オンライン配信
主催:公益社団法人 日本コンクリート工学会
後援: 土木学会、日本建築学会、セメント協会、日本建設業連合会、建設コンサルタンツ協会、全国生コンクリート工業組合連合会,プレストレストコンクリート工学会,コンクリート用化学混和剤協会

「マスコンクリートのひび割れ制御指針」は、1986年に初版(委員長:長瀧重義 東京工業大学名誉教授)が発刊され、その後2008年および2016年に改訂(委員長:佐藤良一 広島大学名誉教授)が行われています。また、日本におけるひび割れ制御技術を海外に普及させることを目的として、2011年7月に「Guidelines for Control of Cracking of Mass Concrete 2008」(和英版)を刊行するとともに、アジアおよび欧米でセミナーやワークショップを開催しました。
「マスコンクリートのひび割れ制御指針2016」では、コンクリートの若材齢時での物性の設計用値の見直しや温度ひび割れ指数の簡易評価式の精度向上を目的とした改訂が行われるとともに、欧米を中心に報告されているエトリンガイトの遅延生成(Delayed Ettringite Formation; DEF)によるひび割れについて、国内でも同様の原因によるひび割れがマスコンクリートで生じる可能性に鑑み、国内における現状把握を行うとともに、DEFによるひび割れの防止に関する規定を我が国の指針類では初めて盛り込みました。しかし、2016年版では、十分な審議および検討がなされるには至らない点があったことから、2018年度から「マスコンクリートのひび割れに関する調査委員会(委員長:溝渕利明 法政大学教授)」で4年間の調査活動を実施し、2022年度より「マスコンクリートのひび割れ制御指針改訂原案作成委員会(委員長:溝渕利明(前掲))」にて、改訂作業を行い、この度「マスコンクリートのひび割れ制御指針2025」を刊行する運びとなりました。
本指針の改訂のポイントは、(1)[温度ひび割れ制御編]および[DEFひび割れ防止編]に分けて、[本編]において両編の適用範囲を示したこと、(2)温度ひび割れの照査において、温度ひび割れ発生確率で照査を行うよう規定したこと、(3)温度ひび割れ幅の推定に関しては、「マスコンクリートソフト普及委員会」が提案している温度応力解析ソフト(JCMAC3)で解析した結果を基に、簡易ひび割れ幅推定方法を提案したこと、(4)温度ひび割れ指数の簡易評価方法に関して、市販の表計算ソフトを用いて温度履歴、応力履歴および温度ひび割れ指数履歴を算出して評価する方法を提案したこと、(5)コンクリートの若材齢時の物性値に関して温度依存性を考慮した力学特性、打込み温度と外気温との関係の見直しを行ったことです。
つきましては、本指針の改訂内容についてご理解いただき、マスコンクリート構造物の一層の品質向上を図るために、下記要領で講習会を開催いたします。奮ってご参加くださいますようお願いいたします。

1. 開催日時

【大阪会場】
2025年10月17日(金)10:00-17:00
【東京会場・オンライン配信】
2025年11月5日(水)10:00-17:00

2. 開催場所

【大阪会場】
大阪科学技術センター401号室
(大阪市西区靱本町1丁目8番4号)
【東京会場】
東京大学 浅野キャンパス 武田ホール
(東京都文京区弥生2丁目11-16 武田先端知ビル5階)

3. オンライン配信方式

ライブ配信 ※ライブ配信終了後から1週間の録画見逃し配信(オンデマンド)も用意します。

4. プログラム(予定)

  1. 開会挨拶
  2. 全体概要および「本編」の概要
  3. 「温度ひび割れ制御編」の概要
  4. 温度ひび割れ制御の基本
  5. 物性の設計用値
  6. 温度ひび割れの照査方法
  7. 温度ひび割れ幅の簡易推定方法
  8. 簡易評価法による温度ひび割れの照査
  9. 施工と品質管理、検査
  10. 「DEFひび割れ防止編」の概要
  11. DEFひび割れ防止の基本
  12. DEFひび割れの照査
  13. 閉会挨拶

(内容および時間は、都合により変更することがありますので、あらかじめご了承ください。)

5. 参加費

消費税込み、指針代含む。

正会員(個人) 12,000円
名誉会員・終身会員・フェロー会員※1 11,000円
団体会員※2・後援団体※3・4・5 13,000円
会員外 14,000円
学生会員※6 11,000円
学生会員外※6 11,000円

※1 JCIの名誉会員・終身会員・フェロー会員の方は、必ず会員証のコピーをご提出ください。
※2 本学会団体会員の役員・職員
※3 後援団体の個人会員および役員・職員
※4 セメント協会加盟会社の役員・社員および同協会の役員・職員
※5 全国生コンクリート工業組合連合会、各地生コンクリート工業組合およびその組合員会社の役員・職員
※6 学生の方は、必ず学生証のコピーをご提出ください。

6. 申込方法

1)

参加申込はWebサイトからのオンライン申込となります。申込用Webサイト(イベントペイ)は、大阪会場用申込サイト・東京会場用申込サイト・オンライン参加用申込サイトの3つに分かれていますので、選択してお申込ください。申込サイトへは、以下のリンクをクリック、もしくはQRコードをスマートフォン等で読み込んでアクセスしてください。

各参加者に個別のID/パスワードを設定する都合上、お申込は参加者ご本人から1名ずつお願いいたします。複数名まとめてのお申込はできません。1つのメールアドレスに対して1名の受付となります。共用メールアドレスでのお申込はお控えください。また、請求書の発行によるお支払いも受け付けておりません。
なお、名誉会員・終身会員・フェロー会員の方は会員証の写し、学生会員・学生会員外の方は学生証の写しを、参加申込をする前に8.の問合せ先メールアドレスまでPDF等のファイル添付にて提出をお願いいたします。担当者より確認済のメールを送付いたしますので、その後お申込をお願いいたします。会員証または学生証のご提出が無い場合のお申込は無効となります。
また、団体会員を含む会員区分でお申込の方は、申込に当たり会員番号の入力が必要となります。会員番号が不明の方は、お申込前に8.の問合せ先までご照会ください。
参加費のお支払方法は、クレジットカード決済、コンビニ決済、ペイジー決済からお選びいただけます。コンビニ決済およびペイジー決済をご選択された場合には、お申込から2週間後(または7.に記載の支払い完了期限の早い方)までに入金確認できない場合はお申込無効とさせていただきます。なお、領収書は入金確認後にお送りするメールに記載のURLからダウンロードいただけます。
*納入された参加費は、定員に達しお断りした時以外はお返しいたしませんので、あらかじめご了承ください。ただし、不慮の災害・事故等により中止になった場合には、指針代金相当額を控除した額をご返金いたします。中止時の控除額や、返金対象となる参加申込種別などの詳細は、申込締切日までに本ページへ掲載いたします。

2) 指針の発送は、お申込みされた開催日の1週間前頃を予定しております。また、オンライン視聴用報告会サイトのURLおよびログインID/パスワードは、ライブ配信の1週間前頃にメールでご案内いたします(URLおよびID/パスワードは、大阪会場・東京会場の対面参加でお申込の方にも発行いたします)。
3)

対面参加でお申込の方には、入金確認後にご登録メールアドレス宛にWebチケットを発行いたします。会場へ入場の際はこのWebチケットをスマートフォン・タブレット等の画面に表示して受付係員にご提示ください。なお、スマートフォン等をお持ちでない方は、写真付身分証明書のご提示により参加申込者であることを確認させていただきます。

7. 申込締切

大阪会場は9月29日(月)24:00、東京会場・オンライン参加は10月19日(日)24:00にてWeb受付を終了します。ただし、定員(大阪会場120名、東京会場210名、オンライン参加250名)になった時点でも締め切らせていただきますので、お早めにお申込ください。なお、大阪会場は10月1日(水)、東京会場・オンライン参加は10月21日(火)までに参加費の支払いが完了していない場合には、参加申込は無効とさせていただきますので、ご注意ください。

8. 問合せ先

〒102−0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル12F
公益社団法人 日本コンクリート工学会 「マスコンクリートのひび割れ制御指針講習会」係(担当:栗原)
TEL:03-3263-7204/FAX:03-3263-2115
E-mail:kurihara@jci-net.or.jp

9. CPDについて

オンライン形式による講習会等がCPD単位の認定対象となっているか否かについては、本学会に受講証明書の発行依頼を行う前に、必ず申請先の団体にご確認をお願いいたします。CPD・CPDS申請用の受講証明書をご希望の場合は、申請先団体の書式へ必要事項を記入のうえ、110円切手を貼付した返信用封筒とともに上記の問合せ先へご郵送ください。受講証明印を捺印のうえ、返送いたします(郵送での対応のみとなります)。ただし、受講証明印の捺印は次の3つの条件を満たした場合に限ります。(1)参加登録した者であること、(2)対面参加の場合はWebチケット提示等による入場記録があること、オンライン参加の場合はログインした報告会サイトにプログラムの90%以上の視聴記録があること、(3)11月19日(水)までに簡易レポートが提出されていること。簡易レポートは100字以上とし、Wordファイルで作成し、上記問合せ先までメール添付でご提出ください。(1)(2)(3)を事務局にて確認したうえで順次受講証明書を返送いたします。

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