JCI年次大会(つくば)へのお誘い
コンクリート工学年次大会2002(つくば)
 
実行委員長 山本 泰彦 (筑波大学)
 コンクリート工学年次大会2002は、4年振りに関東に戻り、6月19日(水)〜21日(金)の3日間、茨城県のつくば市で開催されます。会場は、つくば市の交通 の拠点となっている「つくばセンター」から徒歩約10分の「つくば国際会議場(エポカルつくば)」です。
 つくば市は、世界最大級のSience Cityとして知られている「筑波研究学園都市」の中核都市であり、今日までに、つくば市およびその近郊には産官学の約300の研究機関が移設あるいは設立されております。また、地域的には関東平野の中にあり、霞ヶ浦と筑波山に隣接した緑豊かな街となっております。
 コンクリート工学年次大会2002(つくば)では、電子化技術の初めての導入と21世紀に期待されるコンクリート技術の原点を考えて「エコロジー@コンクリート.2002」を大会のキャッチコピーとしました。
 「第24回コンクリート工学講演会」では、555件の論文・報告の講演と4件の委員会報告があり、液晶プロジェクターを使用した一般 講演もJCI大会史上初めて登場します。また、ポスターセッション形式で新規に開設される「リサーチプラザ」では、9件の委員会報告、2001年度協会賞受賞者業績内容紹介、地震被害調査関連WG報告が行われます。「ACI特別 セッション」では、ACIのHolland新会長とJirsa国際関係小委員会委員長をお迎えし、ACIの国際協力強化New Planをご紹介頂くと同時に、「ACIとJCIとの更なる協力関係強化の方策」に関し、一般 参加者も交えて意見交換して頂くことにしております。
 JCI関東支部の若手研究者・技術者の組織である「若手会21」は、NHK解説委員の斉藤宏保氏および(株)システムズ取締役社長の山崎祐司氏をお招きして、「公共工事の未来について」と題する討論会を「若手会21特別 企画」として開催します。また、キャッチコピーに因んだ「循環型社会おける全再生コンクリート」と題するパネル討論会も、この分野で先導的な役割を果 たされておられる方々をパネリストとしてお招きして開催されます。
 「コンクリートテクノプラザ2002」では、64企業・団体が参加し、小間での展示と「技術紹介セッション」での説明により、最新のコンクリート関連技術が分かり易く披露・紹介されます。「第9回生コンセミナー」は、「施工者が要求するコンクリート/製造者が供給するコンクリート」をテーマとして開催されます。今回のセミナーでは、2件の基調講演とこれに続く討論会を通 じて、施工者と製造者に「受渡し時のコンクリートの品質」に関する正しい共通 認識を持って頂くことを最大の狙いとしております。
 上記のように、つくば大会は、コンクリート工学やコンクリート技術に関する情報交換の場としての性格を強めたものとなっております。今回の大会がコンクリート界の更なる発展に寄与できるよう、多数の皆様のご参加をお願い申し上げます。