コンクリートの収縮問題検討委員会報告書

A4判・117ページ(2010年刊行)
定価4,400円(税込)/会員価格3,300円(税込)
送料410円

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近年、コンクリートの過大な収縮が一因となって構造物に不具合が生じた事例があり、これに対応するために土木学会コンクリート示方書2007年版では収縮規定を見直しました。一方、建築物においても住宅の品質確保法の施工以来、コンクリートの収縮を抑制する動きが促進され、日本建築学会では、JASS5に、長期・超長期供用のコンクリートを対象としている収縮率を規定しました。
ところが、JIS A 5308に規定されるレディーミクストコンクリートでは、協議無しでは収縮率を指定できる仕組みにはなっていません。そのため、コンクリートのひび割れを抑制するために対策を考えても、レディーミクストコンクリートの収縮規定が適用できない現状があります。
このような背景から、(社)日本コンクリート工学協会では、会長特別委員会「コンクリートの収縮問題検討委員会(委員長:十河茂幸 大林組技術研究所副所長)」を設置し、この問題を収斂させるべく議論を重ね、平成21年7月に中間報告会(中間報告とパネルディスカッション)を開催、その後、関係諸団体との意見交換などにより内容をさらに進展させ、本報告書を取りまとめました。

【目次】

第1章 はじめに
1.1 収縮問題の背景
1.2 委員会の設立と活動内容
1.3 報告書の概要
1.4 収縮の呼称について
第2章 中間報告会および意見交換会の概要
2.1 はじめに
2.2 中間報告会およびパネルディスカッションの概要
2.3 意見交換会の概要
第3章 コンクリートの乾燥収縮の現状
3.1 はじめに
3.2 レディーミクストコンクリートの調査結果の整理
3.3 建設会社による調査の整理
第4章 コンクリートの収縮と構造物の性能
4.1 はじめに
4.2 日本建築学会における収縮の取扱い
4.3 土木学会コンクリート標準示方書における収縮の取扱い
第5章 収縮試験結果の評価方法
5.1 はしめに
5.2 コンクリートの収縮試験方法について
5.3 収縮試験結果の変動について
5.4 試験結果の変動を見込んだ試験結果の取り扱い
第6章 収縮低減対策とその効果
6.1 はじめに
6.2 収縮のメカニズムと乾燥収縮の影響要因
6.3 使用材料の選定による低減
6.4 コンクリートの配合による乾燥収縮の低減対策
6.5 収縮低減対策の選定
第7章 収縮の基準化に対する課題と提案
7.1 はじめに
7.2 基準化を取り巻く周辺状況
7.3 提案
7.4 関連業界に望まれる対応
付録7-1 乾燥収縮試験を行う条件
付録7-2 コンクリート用粗骨材の収縮試験方法(案)
付録7-3 コンクリート用粗骨材の弾性率試験によるスクリーニング

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