端島(軍艦島)における補修材の
効果検証に関する共通試験への
参加企業募集

共通試験参加応募締切:2016年6月20日(月)

公益社団法人 日本コンクリート工学会

「供用不可まで劣化破損が進行したコンクリート構造物の補修・補強工法に関する研究委員会」(委員長:野口貴文・東京大学教授)では、長崎県端島(軍艦島)に現存する供用不可まで劣化破損が進行したコンクリート構造物を対象として、その保存に向けた補修工法・補強工法・施工方法の提案に向けた調査研究活動を実施しております。このたび、その活動の一環として、より実用的な補修工法の提案に資する成果を得ることを目的として、下記のとおり共通試験の実施を企画いたしました。ふるってご参加いただければ幸いです。

1.目的: 端島(軍艦島)における劣化グレードI、IIおよびIIIの状態を模擬した鉄筋コンクリート部材に対する補修効果の検証
劣化
グレード
劣化状況 対象となる補修工法
I コンクリート ひび割れはない、もしくは鋼材腐食によらない軽微なひび割れが発生している状態 劣化(鉄筋の腐食)の進行を抑制(緩やかに)できる工法
鋼材 鋼材の腐食は開始していない、もしくは軽微な腐食(質量減少率3%程度以下)が発生している状態
II コンクリート 鋼材腐食によるひび割れが発生し、さび汁等が見られる状態 劣化(鉄筋の腐食)の進行を抑制(緩やかに)できる工法、または、 劣化(鉄筋の腐食)の行を停止できる工法進
鋼材 鋼材は明らかに腐食している状態(質量減少率3〜10%程度(予定))
III コンクリート 鋼材の腐食に伴うかぶりコンクリートの剥落や鋼材の露出が生じている状態 劣化(鉄筋の腐食)の進行を停止できる工法
鋼材 鋼材(補強筋)の断面欠損が大きい状態(質量減少率10%程度以上)
> 併せて環境情報取得のための計測についても募集いたします。
2.供試体: コンクリートの使用材料および配(調)合については委員会にて検討します。また、上記の表に示す劣化グレードを模擬した電食試験体を対象とします。含有塩化物イオン量およびかぶり(厚さ)は端島に現存する建築物に極力合わせる予定です。なお、劣化グレードIについては、電食は行わず劣化因子のみを含有した状態で暴露します。
3.供試体暴露場所: 端島の59〜61号棟裏(海)側の予定です。
4.評価方法: 自然電位および分極抵抗による腐食速度、ならびに一定期間後における鋼材の腐食状態
5.暴露期間: 約10年間
6.スケジュール:
  • 実施内容説明会:2016年6月2日(木)13:00〜15:00
    (説明会に参加を希望される場合は下記事務局宛に、2016年5月25日(水)までにお申し込みください(書式なし)。)
    (場所:日本コンクリート工学会会議室)
  • 共通試験参加応募締切:2016年6月20日(月)
  • 補修の実施:2016年8月中(予定)
  • 暴露開始時期:2016年9月中(予定)
7.費用負担: 試験体作製および運搬・設置に関わる費用は、実費を参加企業に負担していただきます。
8.応募方法: 以下の情報を事務局宛にお送りください。
(1)対象とする劣化グレード
(2)補修工法名
(3)企業・団体名(日本コンクリート工学会会員の場合は、法人会員番号または個人会員番号)
(4)連絡先(郵便番号、住所、電話番号E-mail)
9.結果の公表: 試験結果の公表先および公表の方法については委員会で検討します。
10.連絡・問合せ先: 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル12F
公益社団法人 日本コンクリート工学会
「供用不可まで劣化破損が進行したコンクリート構造物の補修・補強工法に関する研究委員会」事務局(担当:柴田)
TEL:03-3263-7204/FAX:03-3263-2115
E-mail:shibata@jci-net.or.jp

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