日本コンクリート工学会50年のあゆみ

第2編 組織

5. 支部の設置

定款では全国に8支部を設置することを定めている。1991年、本会の将来のあり方について『中長期問題検討委員会』が設置され、各地区から選出の理事、主要委員会委員長など約20名で構成する委員会が発足した。この委員会において「支部の設置」を主題として自由討議を数回行い、各地方の現状、支部設置の意義と必要性について論議した。さらに、支部規定と予算規模に対する各支部の考え方に対して、事務局原案を提示して各地区で検討を行った。考え方として全国を7支部地域に分け、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄とし、交通関係を考慮して新潟県と山梨県は関東に、三重県は中部に含める構想となった。

各地区で検討された結果、1993年6月、北海道支部が柴田拓二支部長のもとで設立総会を開いてJCI初の支部として産声を上げ、次いで大岸佐吉支部長のもとで1993年11月中部支部、六車煕支部長のもとで1994年3月近畿支部、三浦尚支部長のもとで1995年10月東北支部、長瀧重義支部長のもとで1996年10月関東支部、出光隆支部長のもとで同年12月九州支部がそれぞれ発足し、さらに河野清支部長のもとで中国・四国支部が1998年3月設立され、全国に支部が設置されるに至った。前述の7支部のうち、中国・四国支部については2005年に中国支部(浜田純夫支部長)と四国支部(堺孝司支部長)に分離・独立し、現在は全国8支部の体制である。各支部は発足と同時に研究委員会を設置したり講演会を開催するなど、地域によって異なる骨材事情等各支部の地域事情に応じた研究・普及活動を行っている。また、支部が全国に設置されたことにより、2000年以降、本会の主要行事であるコンクリート工学年次大会は、支部が持ちまわりで実行委員会を設置し当該都市で開催している。

支部の設置に伴い、本会規則にも1993年3月、新たに支部についての記述が追加された。現在は、2010年制定の日本コンクリート工学会規則「第10章 支部」に規定されている。

写真2.2
写真2.2 支部の研究委員会報告書一覧

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